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トリミングはどのくらいの頻度がいいの?

 

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トリミングはどのくらいの頻度がいいの?

愛犬にトリミングを施そうとする場合、
そのタイミングをどうするのかは、
飼い主の間で、よく話題になるテーマです。

 

トリミングサロンとの付き合い方とも絡むだけに、
より画一的で、明確な基準を期待する向きも少なくありませんが、
適切なタイミングについて、基本的にどのように考えたらばいいのでしょうか――。

まず、トリミングの目的から考えてみる

そもそもトリミングには、「おしゃれ」のためと、
「健康管理」のためという二つの側面があります(「愛犬のトリミングはどうして必要なの?」)。

 

愛犬の可愛い状態を維持しようとすることも、
飼い主にとっては大きな楽しみですし、愛犬への愛情の表れといえます。

 

その意味から考えれば、
トリミングのタイミングは、おのずと決まることといえるかもしれません。

 

人が「そろそろ床屋にいくか」と思うのと同じ発想で、
スタイル崩れがしてきたならば、トリミングの時期ということになるからです。

 

 

しかし、「健康管理」という役割からすれば、それとは別の発想で考えんければなりません。

 

犬の毛の生え方には、オーバーコート(上毛)
アンダーコート(下毛)の二種類からなり、
換毛期にアンダーコートがごっそり抜けるダブルコートと、
毛が抜けずに、一生伸び続けるタイプのシングルコートがあります。

 

後者のシングルコートの犬は、長毛の犬に多く、
ダブルコートのように換毛期に毛が抜けない分、
定期的なトリミング、日常的なブラッシングやシャンプーが必要になります。

 

 

毛の放置は皮膚のトラブルを招き、
特に毛玉は皮膚の炎症につながります。

 

さらに、身体全体についてのノミ、ダニの発生、目や肛門まわりの異常、
足裏肉珠周辺の毛による転倒(ケガ、骨折の原因)などにもつながりかねません。

 

もちろん、愛犬自身、それは快適な状態とはいえません。

 

トラブル予防の観点から、夏の暑さ対策という発想もあります。

 

 

仮に飼い主の美的感覚だけで、
「まだいいかな」と思っても、それだけで、その発想を中心にして、
トリミングのタイミングを考えるのは、やはり危険といわなければなりません。

タイミングの具体的目安は?

トリミングの具体的なタイミングについて、解説書やネット情報には、
若干の幅がありますが、一般的に1ヵ月に一度というのは、目安としては妥当でしょう。

 

基本的に4週〜6週、最低でも8週に1度といったアドバイスも聞かれます。
犬の個体差、毛量の違いで、もちろん多少柔軟に考えることもできそうです。

 

 

 

トリミングは、前記したように「健康管理」の機会であり、
手段ですから、カットのタイミングそのものが犬の健康維持につながるだけでなく、
それが健康にとっての問題発見の端緒になる場合もあります。

 

その意味では、タイミングを考える場合、
自宅ケアとサロンの利用を効率よく併用するという考え方もできます。

 

自宅ケアを中心にしながら、自らは異常に気がつかなくても、
たまにサロンを利用して、プロにチェックしてもらうという方法も考えられるでしょう。

 

 

 

また、「おしゃれ」という意味でも、サロンのプロも、
1ヵ月先までのスタイリングを念頭に置いている、とされています。

 

その意味でも、1ヵ月というのは、目安と考えておいてよいでしょう。

気になるシャンプーとの関係

トリミングのタイミングについて、シャンプーの影響を気にする声があります。

 

サロンでもそうですが、トリミングの際に行われるシャンプーが頻繁になり過ぎると、
必要な皮脂までを取り除き、乾燥肌を招く原因にもなるからです。

 

しかし、シャンプー液そのものの改良が進んでいることもあり、
個々の犬の皮膚状態にもよりますが、2週間程度間をあけた、
月1、2度のシャンプーは大丈夫とされています。その意味でも、
サロンを利用するにしても1ヵ月に一度のトリミングならば、気にする必要はないでしょう。

トリミングはどのくらいの頻度がいいの?

状態を見て臨機応変な発想も

冒頭にも書きましたが、トリミングのタイミングについては、
飼い主のなかには明確基準を求める人がいますし、
長い愛犬との付き合いの中で、タイミングもパターン化してしまう場合があります。

 

しかし、犬の毛の伸び方には固体差もありますし、「おしゃれ」の目線では分からない「健康管理」から、
飼い主が気を付けなければならない面(目や肛門まわり、毛玉等)があります。

 

あくまで目安は目安として、常に日頃からブラッシングを含めて愛犬の毛の状態に向き合い、
知らず知らず放置していないかを意識し、
臨機応変に対応する飼い主側の心構えも、まず求められるといえるでしょう。

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