大事な愛犬にこそしつけは必要!!
飯嶋 志帆ドッグトレーナーが教えるしつけ方法
飯嶋 志帆さんの経歴
- ハリウッドのタランティーノ監督(代表作・キルビル)の撮影協力
- 米国トリプルクラウンアカデミー卒業→優秀生徒で指導者としても勤務
- 犬専門ペットホテルも経営し、日々新しい犬種と触れ合いしつけ経験豊富
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日本一カリスマ訓練士
犬のしつけのプロ「藤井聡」
公式サイトはこちら⇒ダメ犬脱出、藤井聡の犬のしつけ方法【日本一のカリスマ訓練士 藤井聡 指導】
あなたにもできる愛犬のしつけ方法をお教えします。
犬の飛びつきグセへの対処法
帰宅した飼い主に飛びついて喜ぶ愛犬の様子は、とても可愛いものです。
しかし、それが「飛びつきグセ」となると、
可愛いだけではすみません。
飛びつくことで他人の服を汚してしまったり、
子どもであれば、倒れてケガをさせてしまうかもしれません。
また、自転車や車に飛びつけば、
大きな事故や犬自身へのダメージにもつながってしまいます。
犬の「飛びつきグセ」は、やはり飼い主が責任をもって、
注意し、対処しなければならない、問題行動でもあるです。
そうした認識のもと、その対処法を考える必要があります。
犬はなぜ、飛びつくのか
そもそも犬は、人になぜ飛びついているのでしょうか。
飛びつくこと自体は、犬の感情表現です。
しかし、その理由、意味はさまざまです。
前記した帰宅時のような、
飼い主へ嬉しくて飛びついている「喜び」や愛情の表現ととれるもの、
散歩や遊び、お菓子を求めるなどの「おねだり」する要求の表現ととれるもの、
好奇心によるもの、動くものに飛びつく狩猟本能からくるもの、
他の犬に対しては「序列」を確認する行動とされるものなどがあります。
従って、犬にとっては当然の行動。
つまり、基本的に悪いという認識がないのです。
そして、それに対して、飼い主が受け入れる姿勢を示したり、
放置したり、さらに「可愛い」としてなでるなどのリアクションをすれば、
犬はそれを当然に「許された」と認識するのです。
これが「飛びつき」が「クセ」となる、根本的な構造です。
やはり責任は、飼い主側にあり、固体差はあっても、
その対処次第でやめさせることはできる、と、まず、考えましょう。
「飛びつきグセ」への基本的な対処法
「ダメな行為」「より嬉しくなるものがある」への誘導
犬のしつけの方法に共通するシンプルなアプローチは、
ある行為が「許されないもの」「やってはダメなこと」を分からせることと、
問題行為をやめれば、
より「嬉しいことが待っていること」を分からせるということです。
「飛びつきグセ」への対処法も、これを基本に考えてみましょう。
前者のアプローチからすれば、「ダメ!」と叱ることも必要です。
しかし、長々と叱りつけても、
犬はなぜ怒られているのか理解できるとは限らず、
効果につながらないともあり得ます。
これも犬のしつけ共通の心構えとして、叱るときは短く。
むしろ、この場合、「驚かす」という感じの方が効果的です。
問題行動、この場合、飛びつくという行為の度に、
突然の飼い主の制止の声で、びっくりした犬は、
飛びつく(問題行動)=びっくりすることが起こる、と学習し、
やがてその行為をしなくなる、ということです。
後者のアプローチで力を発揮するのは、おやつです。
おやつに関心を向かせ、やめればあげる。
「飛びつく」ことをやめた方が、「嬉しいこと」が待っていると教えるのが基本ですので、
おやつの量は少しずつ、また、この状況になれすぎてしまわないように、
漫然と与えず、じらし気味にするなどして、
我慢するといいことがある、ということを教えるようにして下さい。
そして、前者も後者も、
ちゃんと「飛びつく」ことをやめられたらば、きちっと褒めることも大事です。
「お座り」「待て」が有効
前記したような「飛びつきグセ」がある犬の制止と、
「やらない」ことへの認識の誘導には、「お座り」「待て」がとても有効です。
「お座り」「待て」を覚えていれば、
それへのご褒美としてのおやつとセットで、
制止と「やめる」ことのメリットの学習につなげられます。
「お座り」「待て」を、前記した驚かす言葉として使う意味もあります。
また、突然、そうした命令が出されることで、
犬がそちらを優先させることで、「気勢をそぐ」という効果もあります。
また、「飛びつく」犬は、多くの場合、
興奮状態にありますから、まず、それを落ち着かせるという意味もあります。
他人へ飛びつこうとした場合も、
まず「お座り」「待て」で、まず制止させることで迷惑防止につながります。
分かりやすい「無視」のポーズも
飼い主への飛びつきをやめさせるには、
分かりやすく「無視」のポーズをとるという方法も効果があります。
帰宅時などに飛びついてきたらば、「ダメ!」と短く叱って、
背を向けてしまい、やや大げさに「無視」の姿勢を犬に見せます。
これを繰り返すと、最初は何が起こったのか理解できなくても、
自分の行為が無視につながっていることを学習し、
やがてそれをやめていく、というわけです。
途中で根負けしたり、なでてしまったりしたらば、
効果はなくなってしまいますので、そこは要注意です。
主従関係の維持を念頭に、心を鬼にして
これも犬のしつけでは基本的なことになりますが、
犬との主従関係を維持するということが、
効果につながるためには非常に重要です。
つまり有り体にいえば、こちらはあくまで「主」であって、
命令を出す側であり、犬になめられない、ということです。
前記「お座り」「待て」の命令は、
その関係を思い出させるという効果もありますし、
その関係を醸成、維持するためにも必要です。
主従関係が成り立っていないことは、
すべてしつけの足を引っ張るものになると考えておいてよいでしょう。
飼い主が犬に信頼され、甘えてくれ、
心を許す家族になって欲しいということ自体が、間違いではありません。
それでも、問題行動はやめさせなければならないし、
それは、人間社会との共同生活のルールを学ばせるという、
犬のしつけの根本的な意義にかかわってくることです。
飛びついて甘えくる犬を「可愛い」と感じ、許してしまう、
大目にみてしまうという気持ちが生まれることも理解できるところですが、
むしろ愛犬と問題なく、長く一緒にいられるために、
「飛びつきグセ」には時に心を鬼にして、対処する心構えも必要でしょう。
自分でできる!愛犬へのしつけ☆
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00.ビフォー&アフター from ドッグトレーナーしほ先生 on Vimeo.
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